神経内科の魅力と醍醐味、 そして患者さんへの愛情を味わってください。

スーパーローテート時代、
良き神経内科伝導書として
研修医・レジデントの先生をはじめ
たくさんの方に読んでいただきたい一冊。


著者の河合先生は
日本で初期研修を終えられた後に
米国で研鑽を積まれ、

現在は睡眠医学をご専門とされており、

日米双方の神経内科学に広く通暁され、
ご活躍されている
希有な先生です。


本書には
小生のような中堅（中年）神経内科医にとっては
「あるある」シチュエーションも多く、

日常の自分の診療を省みて
勇気づけられたり、
また改めねばと汗顔に至ったり
読んでいて忙しいです（笑）

そしてローテートをしながら
今後の進路を考えている若手の先生に対しては、

脂の乗った神経内科医の診療のエッセンス、

指導時のPEARLSを学べるとともに
（資料も充実しており参照に役立ちます）
神経内科の現状と未来を見据えつつ、

自分の適性について深く考えられるきっかけに
してもらえると信じます。


巻を通じて貫かれている、

「丁寧な身体所見に基づいた、
細密な局所診断学の魅力」
「システムとしての神経学的異常のわかりやすい捉え方の提示」
と、
何よりも
「何らかの異常を抱えて病院にこられた人に対して
疾病も含めたその人個人に対しての敬意・愛情」
に満ちたトーンに、

先生の暖かみを感じられるのではないでしょうか。


是非、
ご一読を。
推薦します。