バイナルパターンの表現には一考の必要アリ

キットの構成は甲板から上の部分は既存のウォーターラインの
伊-400シリーズの流用で、
船体部分は新規金型による物です。

艦名やバイナルパターンのデカールと手摺等のエッチングパーツ、

それとスタンドとイオナが印刷されたパネルが付属。


新規パーツ以外の部分は多少ダルイ感じはありますがスケモの平均レベル。

説明書の不備は他の方のレビューにある通りです。

機銃の指定パーツ番号は間違いでイラストの3連装の方が正しいです。

尾部噴射ノズルや推力偏向板はカラー図面を参考にして仮組を行い、

ベストな位置に取り付けましょう。

エッチングパーツの取付けには瞬間接着剤を使用し、

塗装前にはメタルプライマーを塗布しておかないと塗装が剥れ易いです。


付属のスタンドは木目模様の茶色い形成色のベース（台座）に
金メッキの支柱の組み合わせで如何にも艦船模型然としており、

SF的なアルペジオの世界観には似合わない古臭さがあります。


バイナルパターン（艦底の発光部）はデカールで再現されていますが、

これを使用しても模様が描いてあるだけで、
とても発光している様には見えません。

ここは蓄光性の素材を使用するなど一工夫が欲しかった。

塗装する場合には夜光や蛍光の塗料を使って発光を再現したいところです。