光を操る

「手が届かない」所に設置した、
複数のスピードライト(YN-560III) の発光量・発光ズー
ム・連続発光を、
それぞれのライトごとに手元でコントロールできる。
それが、

「手が届く」価格で入手可能になった。
貧乏・素人カメラマンにとってはありがたい。

しかも本機は、
「Nikon」用と称するものの、
（私がトライした数種の）Canon, Pentax,
Panasonic, Olympus, Fuji のカメラでも作動した。
(Nikon 機は持っていない)
カメラ側の必要条件は「ユニバーサル・ホットシュー」を備えていることだけだ。


「本機 ＋ YN-560III ２台」（このレビューを書いている 2014年9月 の時点で）の価格は、

各社純正の高価なスピードライトの半分あるいは３分の１以下である。
それでいて、
撮影
の楽しみ、
撮影の場は「格段に広がる」。
将来カメラを他社に乗り換えても、
投資が無駄
にならないことも嬉しい。


操作可能距離は 100m を優に超え、
見通しがよいところでは 150m 以上でも正常動作した。

（「技術基準適合証明」のない国外機を使うことに「後ろめたさ」もある。
）

各種ボタンの反応に「遅延（もたつき）」なく、
モノとしての作りも（プラスチック製だ
が）高精度でガタツキ・歪みも認めない。


言うまでもないが「マニュアル発光専用」である。
インテリジェント調整、
FP 発光はで
きない。
それらを重視する場合、
本機は全く不適である。


些細なこと。

1. 本機自体のオート・パワーオフ機能がない。


2. スピードライト YN-560III は、
ワンクリックで電源を切ることができる。
ならば、

（電源オンは無理でも）本機からスピードライトの電源オフが可能にならないかな。


3. チャンネルが 「十進」「バイナリ」の二通りで表示されるが、
一方だけで十分であ
る。
全てのスイッチがオフの状態を, 「ゼロ」でなく 「１」とするのは、
（数的センス
からは）やや気持ち悪い。