磔の刑にされるアリ、自ら中絶する植物のユッカなど
 さまざまな動物にみられる協力行動は、
そこに便乗しようとする非協力者(=フリーライダー、
ただ乗り)の存在につねに脅かされている。
それゆえ、
協力行動を維持するためには、
フリーライダーを検知し、
それを罰するシステムが必要である。
では、
自然界では実際どんな協力行動がみられ、
どんな罰のシステムが進化してきたのか。
進化生物学やそのほか関連分野においてホットとなっているこのトピックを、
本書はまる1冊かけて丁寧に解説している。

 本書の内容がとくにおもしろくなってくるのは、
第4章からだろうか。
著者はそれまでの章で、
動物たちのさまざまな協力行動を紹介し、
協力の進化を説明する理論として「血縁淘汰理論」と「互恵性の理論」を導入している。
そしてそのうえで、
冒頭で述べた論点に立脚し、
自然界にみられるユニークな罰のシステムを探っていくのである。
そこで具体的に挙げられるのは、
女王でもないのに卵巣を発達させたメスを「磔の刑」にするアリや、
自らが「中絶」することによって蛾との相利共生を打ち切りにする植物のユッカ、
などである。
著者の巧みな表現もあって、
ここらへんの記述は、
読者の多くが楽しみながら読み進めていくことができるのではないか。

 第5章のトピック(社会脳や公共財ゲームなど)も含めて、
こうした興味深いテーマで1冊の本を書いてくれるのはとてもありがたい。
また、
1日で読める程度の分量も、
入門書として好ましいものだろう。
ただ、
ひとつだけ細かい指摘をするならば、
このような性格の本でありながら、
巻末の参考文献の表記法(具体的には略記の仕方)は(少なくとも)不親切だと思う。
いや、
本当に細かい点だし、
全体としてたしかにすばらしい本なのだけれど。
協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)

その他の感想

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いやぁ~、便利です。
作者の老いと限界を感じる
著者の執筆動機を考えながら・・・
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