歌からアプローチする歴史
萬葉集には興味があった。
通してはとても読めないのだが。

人間の自由な心理が歌い上げられている。
恋愛、
夫婦の愛情、
仕事に行きたくないとか、
寝ていたいとか。

地域が歌われ、
天皇賛歌が歌われる。
貧窮問答歌など、
よくぞこんな歌が残されたと驚嘆する。


平安以降の、
歌のための名作歌集ではなく、
日常生活がそのまま読まれているのだ。

しかも、
有名歌人のものも多いが、
「詠み人知らず」のものも多く収められている。

日本語と歌の関係については、
深いものがあると感じる。
文字が普及する前だから、
七五調のリズムに乗せて、
記録又は記憶の代用にしていたとか。
果たしてそうなのか?

5世紀前半から、
日本人は歌を詠んできたのだ。
あ、
いや、
まだ「日本」が成立する前から。

当時の人々の日常生活の中で、
歌はごく普通に歌われ、
使われてきたのだろうか。

特殊文化人のアイテムではなく、
庶民が鼻歌を口ずさむがごとくに。


森先生は、
日本の歴史に重ねて、
萬葉集を紹介しておられる。

『記・紀』しか文献がないのではない。
萬葉集もれっきとした歴史研究文献なのだと。

萬葉集を傍証として読むなら、
「作文」と言われる『日本書紀』もけっこう事実に迫れるのではと。


額田王の有名な歌、
「あかねさす むらさきの行き しめの行き ………」
現在の夫の天智天皇(兄)と、
前の夫の大海人皇子(弟)の両方がいる前でこんな歌を詠むとは。

それに対して、
二人がまたさらっと歌で返すとは。
壬申の乱の原因は額田王かとさえ思える。
罪な人かも。


歌と歴史の両方の勉強になった。

その後の日本の庶民はなぜ歌を忘れてしまったのだろうか。

う〜ん、
不思議だ。
萬葉集に歴史を読む (ちくま学芸文庫)

その他の感想

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湘南太郎
「編集」の意味が手短かにわかる。
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