別次元の漫画構成力
展開が遅いとある8巻だが、
実は3回もの会戦・遭遇戦などの戦闘が描かれている。

そしてどれもが戦の全体像が分かる描かれ方でびっくりした。

根本の描き方は同じで、
全体像を説明して経緯の要点を抑えるものだが
実描写は、
一枚絵であったり、
ある人の構想であったりと多様。

中でも見開きのマケドニア軍の包囲展開の絵は鳥肌が立つほどだった。

迫力だけでなく、
あれだけ雄弁な見開きは見た事がない。


また登場人物にも実に細かい性格描写があり、
多分それが後で効いてくる
と思われる様な描き方なども多い様な気がする。

王に頼らずに自ら思索を巡らすエウメネスは勿論の事、

幕下の誰もが把握していなかったモグラ攻め。
その詳細までを説明するエウメネスに気付き
言質を取れるなら騙されてやって見てもいい、
等と考えていそうなクラテロス将軍。

敵でありながら堅実で温かみのあるフォーキオン将軍。

市民から将軍として頼られた時の、
嬉しそうな照れた顔で一発で好きになってしまった。


そして何よりフィリッポス王。

勝手に自分で思索を巡らす、
ある意味危険な存在のエウメネスをこそ可愛がる。

多少の無礼な振る舞いにも鷹揚で、
結論だけの短い献策にもその価値を瞬時に計れる。

これは、
常に全てのありように深い思索を巡らせ続ける者にしか出来ない業だ。

仰ぐに充分な上を頂けるエウメネスが羨ましい。
理想の上司像だ。


8巻発売まで2年。
仕事が遅い様にも見えるが、
描写に見えぬ描写、
複線に見えぬ複線を
恐らくは膨大に繰り広げていそうに感じた。

普通の漫画として読める為に、
そして漫画の表現力を最大に生かそうと
構成に相当な力を注いでおられるのではないかと思える。

新巻発売にではなく、
後世でも名作と言われる整った歴史漫画を目指しているのだろうか。


#講談社は中継ぎとして解説本でも作ってくれないかなと。

#各人の地位や親族関係や軍制、
作中の戦闘の詳細な推移など、
この時代には疎いので。

#岩明氏の取材資料や構想を纏めるだけでも軽く1冊つくれそうな気がするし。
ヒストリエ(8) (アフタヌーンKC)

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