謎の資料に依拠した不破氏の著作
 『賃金・価格・利潤』と『経済学批判』の序言に関する平易なわかりやすい解説である。
当時の背景や理論内容についてそれなりに学べる。


 しかし、
読んでいてびっくりしたのだが、
本書の154〜155頁に、
日本の自動車産業労働者の賃金がドイツやアメリカに比べて極端に低いということが、
国際金属労連の2006年の資料として出されている。
それによると、
日本の自動車産業の労働者の得ている平均賃金は何とドイツの自動車産業労働者の3分の1、
アメリカの2分の1でしかなく、
時給わずか1083円だと書かれている。
つまり日本の自動車産業の労働者の平均給与は、
コンビニのアルバイトと同じ程度だということになる。

 日本の労働者の年間の労働時間は、
不破氏の同じ著作では約2000時間とされているので(170頁)、
日本の自動車産業の労働者は何と年収216万円程度しか得ていないことになる。
いくら何でもこの数字は低すぎる。

 一般に入手可能な別の資料によると、
日本の自動車産業労働者の平均年収は、
総じて他の諸産業よりも高く、
どんなに低く見積もっても500〜600万円程度であり(トヨタのようなトップクラスだと700万円以上)、
不破氏の出している数字より2〜3倍も高い。

 ちなみに、
日本の労働者全体(非正規を含む)の平均年収は、
国税庁が毎年出している「民間給与実態統計調査」によると、
2006年時点で435万円である。
2006年の国際金属労連の資料がそれよりも以前の年の数字にもとづいている可能性もあるので、
それより以前の平均年収を見ると、
437万円(2005年)、
439万円(2004年)、
444万円(2003年)、
448万円(2002年)と、
どんどん高くなっている。
逆に言うと、
日本の労働者の平均年収は毎年下がり続けているわけである(ちなみに、
最新の2012年はわずか408万円)。
自動車産業の労働者だけ、
全国平均より2分の1以上も低いのだろうか?
古典教室〈第1巻〉第一課マルクス『賃金、価格および利潤』 第二課マルクス『経済学批判・序言』

その他の感想

アニメを観て「中」を読まねばと思った。
いいんだけど、、、
やはり有る方が便利
TRANPARAN フリースひざ掛け チェック柄 (タータンチェックレッド)
きちんとはまりません
華奢過ぎ
3つの循環は並行するか
大容量で◎
続き物であること以外は文句なしの快作
日本型サブプライムが来るか?
組織織りの知識箱
インナーマッスルに・・・
イイね^ ^
お手頃価格ですがとても良い商品でした
神々しいブナの木
PCソフトが良い
速攻でクリアしたい人も、ゆっくり楽しみたい人も
ハンドメイド用に購入
要領よく書かれており分かりやすい。原発特有設備の解説も親切。
すごいものだ!!
バーフェクト?
手軽に塗れました。
2013年製スマートビエラ TH-P55GT60で動作確認
値段が安い!さらにDVD,ブルーレイのお得セットです。
小学5年の息子に
あえて夏にリッチタイプ使う
子供の洗面所の台に
ボイスタイプに取り替え。
第2刷でした
購入後30日以内に顧客登録を!!
戻る