３つの循環は並行するか

人間の歴史的発展で、
確かに、
脳と、
農業と、
産業革命は大きな発展を促したろう。

生産と消費の循環で考えることも間違えでないが、
並行する３つの循環が著者の主張。

生産と消費の循環、
エネルギー・資源の循環と、
金融の循環。

生産と消費の循環の拡大とともに、

エネルギー・資源の循環が肥大化、
それを支える科学も限界に。

金融も循環が肥大化、
今やコントロール不能に（経済の限界？）。

未来に向けて生産と消費を定常状態にする必要がある。

それは人間活動と社会、
産業活動ではないか。

たしかに生産・消費の肥大化の弊害を抑える自他との協調が不可欠。


生産と消費は著者の言う「産業」と割り切れないし、
生産と消費の循環と
エネルギー・資源の循環、
金融の循環は並行すると思えないが、

これからの社会・人間の生き方を考えるうえで多くのヒントを与える良書だと思います。