On Stage ほぼ完全版

Disc2はいきなり鳥肌の生々しさ！
オーバーダブ無しだと、
こんなに生々しい！
だいぶ前にDeep PurpleのLive In Japan (UK)完全版というCDがありましたが、
それと同様に秘蔵音源が聴けた嬉しさと作品の音源としては没となった聴いてはいけないものを聴いたような複雑な気持ちもわきました。
とはいえコージーもロニーも他界した今となっては前者のほうが大きい。

ボツになったのも頷けるシンセの音量などミックスの悪いところやミストーンがありますが、
こういうのがライブアルバムという作品とは異なる生々しさを醸しています。

ブックレットの記述も興味深く、
ステージでおなじみの虹のオブジェに関する逸話はおもしろかったです。


ひとつ気になっているのは、
ギターとシンセの定位。
本商品は左にギター、
右にシンセとなっています。
私が観たライブでも、
このジャケットでも立ち位置は左にシンセ、
右にギター。
このような定位が逆のミキシングは、
パープルのライブ・イン・ジャパンでも同様です。
なぜ本作は今回直さなかったのか謎です。
同時期の無編集ものとして、
ライブ・イン・ジャーマニー1976の３日分が商品化されていますが、
こちらはもっと離れたところから聴いて感じのミキシングでギターもシンセも真ん中に寄っていますが、
ギターは右、
シンセは左にいるように聞こえます。