地学はもちろん、それ以上の教育価値

5歳児のために買いました。
予想を上回る 良い買い物でした。


ピースに番号が振られています (南極は1〜北極は540)。
組み立ての難易度は 高くありません。

まずは番号を大雑把に分類 (100番代、
200番代、
のように) し、
そのあと詳しく調べ、
番号の小さい順に並べる、
といった手順で作業しました。
この作業によって、
数の大小 や ソートアルゴリズム を体験できます。


組み立てる途中では、
いくつかの多角形によって 球体が近似できることがわかります。
というのも、
南極から順番に組み立てると、
一区切りごとに「五角形」や「花びらの形」ができるからです。
立体図形に親しむ第一歩になりました。


ピースはプラスチック製で、
十分な強度です。
ただ、
ちょっと固い部分もあり、
幼児の指では はめられないことがあります。


さらに良いのは、
「地勢型」つまり 国境が描かれていない ことです (大都市・山脈・砂漠・海流・海嶺などの名前は書かれています)。

国なんてものは、
政治家の都合でしょっちゅう変わるものです。
国境が描かれた地球儀は、
数年で旧式になります。
最近では南スーダンが独立国になりました。
もう少し前では、
東ティモール、
東西ドイツ、
ソビエト連邦。


それに対し、
気候・熱エネルギー・汚染物質などは、
国境に関係なく移動します。
この地球儀パズルによって、
子供の「地球科学」的な視点が強化されると思います。