前作をプレイした後から始めましょう

前作のオマケキャラだった星来の失踪をベースに、
６人のヒロインを巻き込みながら物語は進んでいく。
その中で比較的初期からヒロイン６人が全員登場し主人公を奪い合う、
およそ現実の社会ではありえない「おい、
おい〜俺の事でケンカすんなって〜」状態が繰広げられる。
まさしく妄想爆発の世界を堪能できるのだ。
進行にあたり小手先のゲームテクニックは一切不要、
テキストを読みながら妄想に同調するだけでいい。
購入にあたりストーリーが短いとの下馬評で、
実際プレイしてみると１周目が２時間くらいで終了たもので（ひょ！？もう終わり・・・噂以上の短さだな）不安になったが、
心配御無用。
個別ルート突入からの道のりが長く、
じっくりとそれこそ小説を読むような感覚で各ヒロインとの展開を堪能できる。
フラグの立て方もシュタインズゲートのように複雑で小難しいモノもなく、
また各ルートにおける展開もヒロインの個性、
ほんわか系、
デンパ系からぶっ飛び系まで、
よく体現されており好感が持てる。
そして、
どんな事象もＥＤに向け上手く（いや、
強引に！？）エロを絡めてまとめ上げるシナリオ仕上げには脱帽である。


・いきなり本作からのプレイは各人の個性や人間関係がチンプンカンプンになるので、
前作をプレイした後から始めるとよいでしょう。

・『ロ』と『Ｄ』を混同しないよう早くからフォント慣れしておきましょう。

・本作は１人プレイで妄想や２ｃｈ語を見てニヤニヤするツールですので、
間違っても居間で堂々と起動させないように気をつけましょう。
御家族が１週間は口を聞いてくれなくなるでしょう。


前作に比べるとサスペンス、
科学的理論、
伏線等はないに等しいのでそういうモノを求めている方には肩透かしをくらう結果になるかもしれない。
しかしヒロインの私生活暴露、
６人（！？）の強烈な個性から解放たれる駆け引きや絡められたユーモアには５分に１回は大爆笑させてもらった。
笑い度ではかなりＵＰしているので割り切ってプレイして頂きたい。

前作をやった下地がある方には是非プレイしてもらいたい作品だ。