安全かつ効率的な公的年金運用の崩壊危機に警鐘
 「約130兆円の安全かつ効率的な公的年金の運用が危機にさらされている」--。
こう筆者は警鐘を鳴らす。
公的年金は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF、
ジー・ピー・アイ・エフ)と呼ばれる厚生労働省所管の独法が運用している。
安倍晋三首相によるアベノミクスの成長戦略の柱にGPIF改革が盛り込まれ、
GPIFの運用ポートフォリオを速やかに変え、
組織改革の断行が求められているのだ。

 
 本書は、
「GPIFとは何か」という点から、
「リスクとは何か」など17章建てで、
GPIFや公的年金、
運用のことをよくわからない人向けにわかりやすく解説。
現在進行中のGPIF改革に対する見解も示している。
そして最終章で「GPIF改革私案」を提示してまとめたものだ。
ただやはり専門性が強いので、
一定の知識のない人には難解な面もある。


 筆者の小幡績氏は財務省のキャリア官僚から慶大准教授に転じ、
GPIFの運用委員会委員を2期4年務め、
この4月退任した。
現在の金融マクロ政策に批判的な立場でもある。
これまで内部からGPIFを眺めていた筆者が、
現在進行中の政府のGPIF改革案を批判している。
ただ退任した運用委員の多くがだんまりの中で、
筆者は現政権が大した議論もせず、
国民の知らないまま、
GPIFを変えようとしていることに危機感を持ち、
本書を書き上げた勇気は評価できよう。

 
 政府の進めるGPIF改革は大きく、
国内債券から国内株式へのシフトなど資産配分の見直し、
ガバナンスの見直しの2つに大別される。
筆者は本書の随所でそれらに対して独自の視点で批判する。
例えば、
国内債券から株式へのシフトについては、
「リーマンショック後、
世界の投資家はすでに機敏に動いて株価が上昇してしまった。
株式を今更買うのは間抜けだし、
危険」と独自の相場観も披露する。
また、
筆者はGPIFの運用で最も重要なのは、
「国民のリスク許容度」と指摘する。
「国民はこれまで年金運用の哲学を考えたこともない。
どこまでリスクをとれるか意思決定することが必要。
これは専門家が国民に伝えること」と官僚らしい発想が垣間見れる。
GPIF 世界最大の機関投資家

その他の感想

とてもラクチン
香りが良い!
ありえない・・。
通院中です
名作曲家、編曲家としての押尾コータロー
足首のサポート
セルフパーマ
ハマってるのは母である私
このソフトがあると便利
着心地と機能性を求める人に
色が素敵だけじゃない。持ちやすい!
USB3.0接続による転送の高速化は無し
最終章一話を見たら買うしかない
安価ながら確かな性能
一つは持っていて損はないバケツ
爆音と誤作動
*「老人と海」の朗読CD*
効き目あり
名曲ばっかり
ソーシャルデザインの実戦例
激かわ(゚∀゚)
耳が痛くなる場合は・・・
なかなかよろしいかと
意外と正確
練習用には最適かな
軍事考証が凝っています
まあまあでした。→ただし注意点があります。
生きているのは夢か芝居か人生か
厚くて丈夫そう(でも一ヶ月で持ち手の根本が切れる)
日常から戦争への急速な変化に戦慄
戻る