トゲのある内容に、ドキッとさせられる本です。

金持ちはなぜ、
金持ちなのか？　
自らの成功体験をふまえ、

金持ちになる人を研究し、
数多くのセミナーを開いてきた著者が、

金持ちの考え方、
思考回路、
習慣を説いているものです。

多いですよね~、
こういった「お金持ち」指南の本。

「読むだけなら、
苦労はしないよな」という気持ちで読み始めたのですが、

これは単に「お金持ち指南」の本ではないな、
というのが感想です。

「お金持ちになる」ということも含め、

仕事や人生、
ありとあらゆることに取組んで成功するか、
失敗するか、

その分かれ目となる考え方、
「マインド」がわかります。

ブームもあってか、
「大金持ち」というタイトルにはなっていますが、

実は、
「うまく行く人」「成功する人」の共通項ですね。

それに、
「願えば叶う」というようなヌルい内容ではなく、

フレーズや言葉が過激で毒があります。

無意識のうちに逃げてしまったり、
避けている考え方、

それを目の前に掴んで見せつけられたような気分になります。

類似本と本書の最大の違いにして、
最もいいところはこの「毒」ですね。

「金持ちをねたむ人は、
一生一文無しのまま」
「大きな問題を抱えているというのなら、
それはあなたの器が小さいから」
なんて、
ドキッとするところがたくさんです。

「金持ち指南本」の出色の出来だと思います。

☆５つ！