壮大なスケールの経済社会論
 先ずはマルクス学説を紹介し、
その欠点や卓越した推論等を議論します。
そして、
マルクスが経済的理由からではなく労働者階級の反逆によって資本主義は終焉を迎えると予想したのに対して、
著者は資本主義はその非常な成功故に終焉を迎えるという、
理由は異なっても同じ結論に到達します。


 資本主義が非常に発展した段階では、
創造的破壊(革新)は自動化し、
経済発展の原動力である革新を行う企業家の仕事は、
日常的業務となり公的機関によって行われるようになる。
また、
1)企業家の高い社会的地位を公的機関から擁護するような強力な支持層を企業家は有しない、
2)大企業が中小企業を追い出す結果、
企業資産はますます株式に置き換えられ、
企業の所有権すなわち私有財産に対する企業家の執着は希薄化する、
3)企業家が資本主義によって強められた功利主義の薫陶を受ける結果、
企業家の家族動機は衰退し、
子孫の生活まで考えが及ばず、
自分の人生の期間だけを考えるようになり、
稼ぎ、
貯蓄し、
投資するという機能を果たすことに昔ほどには熱意を示さなくなる、
等の理由により企業家は活動の場を公的管理下に置かれ、
資本主義は終焉を迎え社会主義に取って変わると推論します。


 資本主義崩壊後の社会主義の壮大な様相も考察しています。
それは経済活動が公的機関によって運営されますが、
資本主義と比較して経済的能率は低くくはなく、
むしろ効率的である社会です。
また、
その社会主義はある条件の下で民主主義的でありうると主張します。
本書において興味深いのは、
著者が公的機関によっても経済を発展させる創造的破壊は起こると考えており、
現代の経済学者とは反対の見解である事です。
また、
民主主義的方法で運営される社会主義が、
資本主義よりも優れている可能性を示唆している事です。
社会学、
心理学、
政治学、
歴史など幅広い知識を基に深く考察された経済社会論であり、
その壮大さに圧倒されます。
資本主義・社会主義・民主主義

その他の感想

ごま油といえば!かどやなのでゴマもいいだろうと思いましたが…
至極の名作
野菜スープを育てるなんて発想が素敵!!
ヴァレンティ製品オススメです。
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3コラムのしっかりした造りのスタンドでよいです。
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至れりつくせりの良書です。
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収録されているのはこんな12曲
濃厚でウマい。
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素晴らしい〜〜人生でお気に入りの1枚
これが、1番
付録として考えたら十分だと思います
本当にオススメします!
駄目だこいつら
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