定盤の４つ穴が活用でき、低重心で使いよい

カイダックという塩ビ系の合成樹脂板(t3)を円形に切り取る業務利用目的での購入です。

ブレードはリョービの合成樹脂に対応したM-1106を使用。

オビタル機構は不要で、
かつストローク数をできるだけ少ないものにしたかったので、
本機CJ-250を選択しました。

目的は十分納得いくレベルで達成しており、
適度な送り速度を維持しやすくカット面も仕上げ不要で綺麗です。


本機には木工円切加工用のブレードが１本付属しています。
型番はわかりません。

別途このブレードで12mm厚のMDF板を加工しましたが、
角材の当て木による直線切りはもちろんＲ加工や円切り抜き（Φ80）も綺麗にできました。


傾斜切断ができない代わりに低重心かつ握り位置も低い設計となっており、
これはオススメするポイントです。

定盤（底部の板）のお尻が持ち上がり前のめりになることが抑えられます。

バンドソーを使う時の、
ワークをしっかりとテーブルに押さえながら切断部に意識を集中して送る感覚と同じように安定した作業が行えます。

握りやすく取り回しが簡単なので、
トレース作業も楽ですしフリーハンドで下加工をするのも容易です。


本機のもうひとつの特徴は、
定盤四隅にユーザーが自由に使える穴が開いていること。
これはリョービ以外も含め他にない特徴。

使用例はメーカーＨＰからダウンロードできる取説に掲載されています。

上記の業務カットにMDFでつくった治具を使用していますが、
この４つ穴活用で本機を治具に位置決め保持しています。
４点保持は作業がとても楽です。

工夫次第で様々な倣い（ならい）加工に活用できるでしょう。

参考に、
穴のピッチ、
径は109×46、
Φ4.5です。