「タミル語=日本語起源」説の集大成
「タミル語=日本語起源」説を唱える大野氏が、
国語学者を志した経緯から、
タミル(インドの南部地方)語との出会い、
タミル語と日本語との比較検討、
そしてタミル文明が古代日本に与えた影響などを纏めたもの。
これまでの大野氏の研究の集大成とも言える書。


日本語は現在アルタイ語族の仲間とされているが、
大野氏はアルタイ語族の中に日本語の基本単語と一致性を持つ言語がない事に不満を持っていた。
そして、
出会ったのがタミル語である。
大野説は学界では異端視されているが、
本書でも述べられている検討内容で、
私が魅力を感じるのは以下の点である。


(1) 両者で一致する多くの基本単語(外来語とは異なる)の中に、
日用語は勿論の事、
日本独特の情緒に関する単語(「あはれ」等)、
「稲作」・「鉄」に関する単語が数多く含まれている点。
これは、
タミル文明の移入によって日本に稲作及び鉄器の使用技術が導入され、
同時に基本単語・文法の面で強く原日本語(=縄文時代から存在していた)に影響を与え、
これによって弥生時代の幕が開いた事を強く示唆する。

(2) タミル地方には紀元前に成立した「サンガム」という歌集が残っており、
この文法構造(五七五形式)が万葉集と酷似している点。
つまり、
文献レベルで古代タミル語と古代日本語との比較が可能であり、
かつ結果が「係り結び」と言う特殊な要素を含め文法的な一致性を示している点。
こうした古代の文献レベルで比較できる(日本語に近い)言語は他に存在しない。
タミル語と日本語の近縁関係を否応なく想定せざるを得ない。

(3) インド南洋から日本への遥かな旅路を思い浮かべる時、
その壮大な"夢とロマン"に圧倒される点。


 本書の後半では年中行事・風習の一致性に関しても論じているが、
これらは東アジア全体で共通のものも多いであろうから、
例示された全ての事象をタミル文明の影響と言い切る是非の判断が難しい。
タミル語が、
日本語と朝鮮語の共通祖先という説はタミル文明の流入経路と相まって興味深い。
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