最高の演奏集

文句なしの名盤集です。


比較的地味なTBですが、
Jazzの世界では名人が沢山輩出されました。

中でもJ.J.Jonson　はテクニック、
音楽性において群を抜いて素晴らしかった。


53年のThe eminent J.J.Jonson　Volume1、

Clifford Brownの参加で有名ですが、
モダンで隙のない音作り、

破綻のないアドリブ、
まさにお手本のような作品です。


55年のEminet volume2,
57年のBlue　Trombone、
First　Place、

60年のA　touch of satinはTBのワンホーンでの四重奏。

T.Flanagan、
V.Feldman、
W.kellyのピアノ、
P.Chambers、
M.Roach等々
まさにこの時代の最高の演奏であり、
歌モノを傷一つない
磨き上げられた青磁のような光沢ある作品に仕上げています。

特にトミフラのピアノ、

際立って羽のように軽やかで優雅、
独創的、
さりとて力まず、
光り輝いています。


60年のJJ.INK　 F.Hubbard　の剃刀のようなペットの切り込み、
身震いするような気合、


長いあいだ聴き込んで、
その度に驚嘆するような、
ある意味奇跡のような音楽、

最近はそういう名作は少なくなりました。


この作品集は、
Jazzが60年初頭までにたどり着いた頂上だったのかもしれません。

あとは坂を下る一方、
とは思いたくありませんし、
狭量な考えだとは思うのですが。

最近、
あまり行き当たりませんです・・