最高傑作・・・？

アリプロのアルバムはどれもクオリティが高く「どれが果たしてその中で抜きん出ているか？」に関して安易に評価してはいけない代物だと今まで自らに言い聞かせていたんですが・・・個人的に遂にオリジナルアルバム【最高傑作】の爆誕あるいは更新じゃないかなぁと
2012年の『贋作師』→2013年の『令嬢薔薇図鑑』―と、
ただでさえ高いクオリティなのに一際それが顕著に感じた作品が二年連続した訳ですが“不易流行"を掲げた今年の『流行世界』もそのコンセプトの通り自らの本質を損なうことなく掘り下げに掘り下げた変化の果て、
とんでもない怪物を揺さぶり起こしてしまったかのような・・・圧倒的熱量すら感じる素晴らしくも恐ろしいアルバムになっております

【ピックアップ】
01.『リュウコウセカイ』
新ジャンル・青アリなる世界観を持つタイトルトラック
シャッフルの跳ねるリズムと何やらいつもと違う雰囲気の歌詞が特徴的なアップテンポの曲となっています
タイトルトラック最高傑作は個人的に去年から令嬢薔薇図鑑でしたがこれも中々好きです

02.『茸狂乱美味礼賛』
今回のリードトラック。
人生美味礼讃のキノコバージョンで、
歌詞に様々な毒キノコが登場します
その点2009年の『Poison』の世界観にもそぐうものになっているかもしれませんね
揺れるようなミッドテンポで進行する妖艶で狂っててゾッとするホラーな一曲
美味礼賛シリーズは今後も続くそうなので楽しみにしてます

04.『Lolicate』
ローゼンメイデン系統曲のアレンジとなっていて結構カッコイイですね！
あの頃のシングルからアリプロに入った人はまず気になる一曲でしょうか
かつて『月下の一群』に収録されたマダムノワールの続編
ALICE同罪イノセント、
ローズ家の双子達など同系統の曲と合わせて聴くとちょっとおもしろいです

06.『Femme Fatale』
タイトルは「運命の女性」ということでバラードを思わせますが意外にも攻撃的でこれもカッコイイ曲です
メロディが難解も難解でアリプロらしさ満点