リーダー以外にも有効! 続編に期待!

自分はリーダーではないけれど、
ファシリテーションに興味があり、

今の自分なりのやり方が正しいのか検証する意味で購入してみました。

結果は、
正解。
おおむね自分のやり方で問題ないことがわかって安心した。

また、
ホワイトボードに似顔絵、
偏愛マップ、
ワールドカフェの一言フリップボードは
新しい感覚で面白かった。
ファシリテーターにはイラスト能力も必要なんだとか。

しかし、
実のところ、
良いファシリテーションをするためには、
本人の強い意志、
思い、

理解していない人をケアする丁寧さ、
親切さ、
場を温め、
意見を言いやすい空気を作り、

参加者の満足感を引き出す、
というようなことの方が大切だと思った。

また、
「リーダーのための」とあるが、
リーダーでなくともこのようなスキルは大切と思う。

徹底的に黒子の役回りを演じる盛り上げ役、
そんな人が一人でもいたら
チームは活発化し、
相乗効果が出てくる。

リーダーから指示されてやるのではなく、
自らチームの雰囲気や
問題点を察知し、
リーダーに働きかけていくことさえ大切と思う。

しかしながら、
そのような真のファシリテーターにこの本を読んで誰でもすぐになれると思ったら、

大間違いだ。
まず無理である。

バランスの良い対人関係、
言葉の使い方、
場を読む感覚などが必要で、

それらをいろんな経験と学びで蓄積し、
強化していく必要があるのだと思う。

著者の谷さんだからできるのであり、
谷さんが、
どのようにしてこれらのスキルをマスターしていったのか、

挫折と成功の道の過程を教えていただきたいと思う。

続編は、
「いかにして私はこんなファシリテーターになったか。
」で決まり、
期待しています。