骨太な雰囲気が◎。

今号はPEAKSらしく本の厚さよりも内容がとてもボリューミー。

写真で魅せて、
文章で唸らせるところはPEAKSの真骨頂。

メイン特集の奥秩父は、
「これはどうだっ。
」と言わんばかりのこれまでのPEAKSとひと味違って、
腰を据えている文章にとても好感がもてます。

季節ごとに違った景色を見せる奥秩父のトレイル、
同行者や山小屋のスタッフとの人としてのふれあい、
そして歩くだけではないトレイルでの楽しみ方、
過ごし方をギュッと凝縮しています。

「ボクらが奥秩父を愛する理由」はもっと深く解説しても良かったのではないかと思いますが、
総じてアルプスにはない緑の多い奥秩父の魅力がしっかりと伝わってきます。


高橋庄太郎氏の「北アルプス最北毛勝三山」は緊張感のある記事や写真、
雪山ハイクでの出来事、
過ごし方を丁寧にまとめてあるのでファンなら必読だと思います。

他にもギアのトレンドや基本をおさえた記事等盛り沢山なので、
読み飽きることはないです。

時々使い回しの写真が散見され新鮮さを欠きますが、
読者として高望みし過ぎなのかもしれません。


個人的には「道なき道のケルン」採用者にはステッカーなどがプレゼントされることになったそうなので、
これはビックニュースとして取り上げたいと思います。