今まで以上に、お手軽さは増した。

私の使っているイヤホンはコードが短いため、
胸ポケットがない服ではiPodを手で持ち歩く必要があった。

重たい延長コードを付けるのも煩わしい……そんな時、
クリップと液晶画面を兼ね揃えたiPodが登場した。

classicとshuffleの併合として購入。
とりあえず1日使ってみたところで、
レビューをしてみる。


・タッチ操作は決して悪くない。
元々nanoのホイールは小さくて好きではなかったので、
違和感はない。

・画面の上下左右を簡単に変更できるため、
どこに装着しても、
操作しにくくなることはない。

・上部のキーを押せば画面OFF。
音楽は止まらず、
音量変更もできる状態で、
画面のみ隠すことが可能。

・音楽を止めるだけの操作でも、
画面を見ながらタッチしなければならないのは、
少々うっとうしい。

・音楽に関する機能はしっかり揃っており、
歌詞表示も可能（画面が小さすぎて実用的ではないが）。

・シェイクシャッフルの反応が明らかに悪くなっており、
実質使えない機能になってしまっている。

・こんな小さい画面で動画を見る気は起こらないが、
ビデオPodcastを使う人からすれば痛い変更だろう。

・時計はアナログ式で格好良い。
ただし今回は自動的に時計画面にならない。
自分から出す必要がある。

・音量調節はキー操作のみ。
段階数は多いが、
タッチで瞬時に音量を切り替え、
といった操作は無理。

・バッテリーはどう見積もっても24時間もない。
使い方によるが、
私の場合は12時間程で充電合図が出た。


悪い点も存在するが、
今まで以上に手軽に持ち運べるため、
iPodを持ち歩くのがより楽しくなりそうだ。

ただ、
今回の路線変更でshuffleに近いnanoになったので、
好みが分かれるのはやむを得ない所だろう。

バッテリーは、
今まで使っていたiPodに比べると明らかに短いと思う。
この小ささでは仕方がないのか。

まさに、
気軽に音楽を持ち歩きたい人向け。
その意味では、
これもnanoという製品の一つの解答である。


【補足情報(2010/9/12)】