作曲家の真価がシロウトにもよく伝わってくる
ようやく、
いわばこの“最後の古典音楽の作曲家”について、
一般読者でも
存分に楽しめる、
すばらしく充実した(しかも購入しやすい価格の)一冊が出現した。

華麗だが軽薄、
とも評されるこの作曲家の真価が、
シロウトにもよく伝わる。


本書は、
音楽之友社という、
その方面で最も権威のある出版社の、

「作曲家・人と作品」というシリーズの1冊。
ラインナップはいちおう眺めたものの
他書は全く読んでないので迂闊なことは言えないけれど、
ふつう誰が考えても、

本書くらい、
最もふさわしい著者による、
最も書かれるべき評伝はなかっただろう。


岡田氏は今やクラシック音楽を論じて、
一般読者に新鮮な興奮と貴重な知見を与えて
くれる啓蒙家として第一人者だ(個人的には、
片山杜秀氏と甲乙つけがたいけれど)。

個々のジャンルへの視角、
作者の個性の成りたち、
同時代人との関わり、

楽器と技法の解析、
作品の勘どころへの誘い……等々、
もしも、
ただの研究者目線で
やられたらとことん退屈になりそうな内容を、
じつに興味深く語ってくれる。


しかもリヒャルト・シュトラウスは、
岡田氏にとって「音楽史研究すべての出発点」。

そんな著者による、
シュトラウスである。
面白くないはずはない。

その面白さは、
著者の言葉を借りれば、
シュトラウス「個人」の作品の面白さと同時に、

「近代音楽史の極めて重要な諸文脈の交差点として」(p.256)の面白さ、
である。


したがって、
本書が伝えるのは、
職人気質のホルン奏者の父に育てられた天才の、

バッハへの冷淡、
モーツァルトへの共感、
ワーグナーへの傾倒、
ナチスとの妥協
……のような、
ぶつ切りにされた凡庸な加法が生む「和」の如き、
平板な物語ではない。


最初から最後まで「近代音楽史」の全貌をつねに視野に入れつつ、

19世紀というヨーロッパが最も豊かであった時代に照射した、
一場の熱気と、

その後の冷気が本書にはつまっている、
と言ってもよい。

その19世紀の空気を吸って生きた、
いや、
“生き過ぎた”一人の天才の盛衰。
リヒャルト・シュトラウス (作曲家 人と作品)

その他の感想

ゲーム攻略やドロップ情報等中心ではなく発売記念ファンブックと考えた方が良い。礼装は性能変更となり使える。
カンナと一緒に購入
うーん
かっこよかったです
急に認識されなくなります。
Monster brush
抱き合わせ商品で安価で購入できました
白黒写真は受け付けなかった
我が家の猫の一番のお気に入りです
カッコいいけど、腰がずってくる
豊富な線表現の知識
ミニ色紙コンプリート目指す
”自然” の言葉に引かれて購入したが
ばっちりハマりました!
履きやすく、適度に分厚く、洗濯しても糸くずがでない。
意外と効果がある
コンプリートパックを買うべし
香ばしい一品
いつの時代も、一心不乱に突き進む若者は観ていて愉しい
プラチック性で軽量、安価がウリです。改造して使ってます。
外袋がビリビリの状態で来ました。
ウケる技術と言うよりも「心地よく生きる技術」と言えるかも
ちっちゃいけどスタミナあり
ついつい何度もプレイしてしまう。
専用コントローラでもWiiリモコンでも楽しめます
自然な使い心地
編集が面白い
是非FDまでプレイ後に読んでほしい。
(*^▽^*)
商品の説明通り、ボリュームがあるキュロットです。
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