英雄とは？一流とは？を考えさせる

根からのスペクタルフットボール信奉者であるスアレス氏の最新作です
スアレス氏にとっての最高のプレーヤーとは「フットボールを作り出す選手」の事で、
時間や空間を見極め、
探し出す選手こそが真の一流プレーヤーと信じて疑いません

現に、
この本で取り扱われているピルロ、
モドリッチ、
ラーム、
イニエスタ、
エジルは他のGK、
DF、
FWと比べてよい扱いをされており（ラームはSBじゃないのか？という意見もありますがグアルディオラ政権のバイエルンではアンカーを務めているのでMFとして扱います）、
とりわけイニエスタについては「フットボール界に君臨する超人」、
「イニエスタはボールの声が聞こえる」、
「イニエスタはジダンに匹敵する選手」と大絶賛しています

その一方でCR7ことロナウドには「得点能力が高い＝フットボーラーの才能が高いは間違っている」、
「イニエスタ、
シャビと比べれば凡庸の域を出ない」、
「ゴール感覚以外の特徴が無い」「作られたサイボーグ」と辛辣な言葉を投げかけていますが彼のNo1のフットボーラーになるため、
家族を養うためのすさまじい努力についてはかなり評価しているみたいです

エピローグにはブラジルW杯に望む日本代表についての意見も載っているので是非お勧めの一冊です