言葉と絵が素敵な本

二十四節気、
七十二候ごとに、
見開き単位で季節の言葉や風物詩を解説している一冊です。


総頁224ページと、
結構ボリュームがあって、
読み応えも充分。

『美人の日本語』など「言葉」に関する著作もある著者だけあって、
文章が説明調ではなく、
平易な言い回しなのですが、
どこか情緒的で美しく、
心に響きます。

「初音」「山笑う」「風花」……日本にはこんなにも美しい言葉があったのかと、
しみじみ。

季節の日本画や和菓子、
句や歌なども紹介されていて、
日本人としての教養が深まりそうです。


全ページに入るカラーイラストが、
とても丁寧に描かれていて美しいのもポイント。

デザイン面でもクオリティが高いので、
プレゼントにも喜ばれそうです。

最近、
このテーマの本は増えているように感じますが、
言葉の美しさ、
ビジュアル面でのクオリティの高さでは、
群を抜いていると思います。