正統派のアルバム

先の方がCDのコメントをされているので、
こちらはDVDから。

3曲収録されていますが、
いずれも千尋さんのオリジナル。

1. フォー・リアル
2. オン・ザ・ショア
3. サムシン・ブルー
2曲目で管楽器の絡みをしっとり聞かせるので、
3曲の組み合わせは
アップテンポ〜しっとり〜ややアップテンポという音楽ビデオに仕上がっています。

スタジオに固定カメラでの撮影ですから凝った映像ではありませんが、

千尋さんの演奏スタイルを良く捉えていると思います。

演奏は良いのですが、
それ程ヴィジュアルに惹きつける映像ではないので
数回見れば良いかな？

さてCDの方は、
どちらかとアルバムの終わりに行くに従って
尻上がりに調子が出てくる感じがします。

従来はピアノ・トリオが主体でしたが、
今回は、
カルテット、
クインテット、

セクステットと色々な組み合わせと楽器で楽しませてくれます。

3. アイ・ハヴ・ア・ドリーム
から明らかに乗りがよくなり、
後半へいけばトランペット、
木管、

ギターの絡みにドラムスとベースが丁々発止と掛け合いの演奏を繰り広げます。


最後の曲で千尋さんの弾くハモンド-B3?は最高だなぁ。

pfより相性が良いのでは？と錯覚する時がある位です。


とはいえ正統派で少しノスタルジックな雰囲気のアルバムですので
中程度の音量でゆったりしながら聴くのがお薦めです。


尚、
ドルビープロロジック’Uのミュージックモードで聴くと
見事に豊かな音楽空間の中に浸れるのが新たな発見でした。