日本≒Fixed Mindsetに気付きました。

　「人は生まれつき変わらないもの」と決めつける"Fixed Mindset"と、
「賢く努力してみるのを楽しむ」"Growth Mindset"とをたくさんの例を挙げて論じ続けている本。


○Fixed Mindset
　「天才！頭いい！」という誉め言葉は、
その人を駄目にする。
失敗は能力/人格の否定に直結するので、
失敗するリスクのある難しいことに挑戦しなくなる。

○Growth Mindset："Change"を信じる
　「その失敗で何を学んだ？」「人に聞いてみる」「努力すること/学ぶことを楽しむ」で、
やりたいことができるようになっていく。


・CEO病：ボスになって批判を聴けなくなる
・本当の自信とは「オープンである勇気」
・IBMのガースナ：役職に拘わらず問題を解くのを手伝ってくれる有志と議論
・Groupthinkとは、
誰も批判しない危険な状態
　批判を含むオープンな議論が判断に大事
・管理職は、
人の能力が努力で伸びることを理解すべき
・先天的な才能に思える絵もちょっと習えばうまくなる
・"Groundhog Day"という映画は、
主人公が学ぶことを学ぶまで、
ある一日を繰り返し続ける話。

・相手の心が読めるぴったしカップルなんてない。

　コミュニケーションの努力が大事
・Coloumbineの学校での銃乱射事件も、
優位性を確保するいじめと、
そこから脱出できないという絶望が原因
・親は良い学校に入れるのを目標にするのではなく、
何に興味があるか、
その習得に興味を払うべき
・親/先生は、
才能を誉めるのではなく、
伸びることを信じて、
努力や工夫を誉めるべき
・教科の内容を減らすのでは、
才能を誉めるのと同様に効果がない。
生徒全員が、
ハードな学習で伸びていくのを助け、
その伸びを楽しませるべき。
温かい信頼と助言の元の、
ハードな挑戦。

・知識を分け与えるのではなく、
一緒に学ぶことを楽しむ
・Fixed MindsetからGrowth