単なる入門書にあらず、こころして読むべし
池田は当代一流の民法学者の一人であり、
民法学における顕著な功績を認められ紫綬褒章を受章している。

アカデミズムの頂点にいるが、
経済学部出身という出自のせいか、
民法の入門書や目で見る民法教材といった、
法律をわかりやすく身近にする試みを続け、
今回の書はその集大成ともいうべきものかと思いつつ読み始める。


なるほど、
「一般市民」を読者に想定し、
非常に平易で噛みくだいた表現で序章からしっかりひきこんでいくのは見事である。
「なぜ法律学にはノーベル賞がないのか」という切り口などは身近な視点を意識しているし、
とくに「法律の話はなぜ面白くないのか」と自ら問われているところなどはある種の諧謔すら感じてしまう。

さらに「民法は人生の必修科目」では興味をひく題材として「保証」「不法行為」「時効」をとりあげて、
その説明にも創意工夫がしっかりと感じられる。
第2章「民法典の沿革と全体像」は池田が解釈学の基本としている「沿革や立法趣旨を方程式の定数ととらえ、
立法後今日までの社会変化を方程式の変数として加える」という考え方がわかりやすい形で展開されていく。
第3章「市民目線の実践の民法学」からの3章は「ゴミ集積場からゴミをもちだしたらどうなるか」という日常的な話題から中小企業の金融手段まで、
普遍的なものから現代的な視点まで幅広く、
それもわかりやすく、
そして「おもしろく」解説されているのである。


もうここまでで「充分もとをとれる」本なのであるが、
本書の醍醐味はこのあとからである。
民法はこんなに身近でおもしろいのに、
どうして関心がもたれないのか、
「わかりづらい」からではないのか、
「わかりやすくする試みはされてきたのか」、
現代社会において民法の知識をもつ必要性がましているのに、

と問いかける、
そしてその矛先は民法改正作業の一環としてすすめられている法制審議会(民法)での議論へと向けられる。
池田も一部会のメンバーのひとりであったが、
以前から議論の方向性についていろんな形で提言しており、
ここでも、
「わかりやすく」「やさしく」するはずがまた学者どうしの「コップの中の嵐」となっているのではないかという強い危惧が感じられるような疑問や意見が呈示される。
民法はおもしろい (講談社現代新書)

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