複雑な、難しい国際問題を、時々総合的に整理する役目の書。
日々に新聞を読んで、
或いは毎日のTV放送番組を視聴していれば知っている、
こんな「こども新聞」的書を読むのは情けないと思いきや、
正直これはこれでなかなか知識のグラウンド整備に良い。
 「知らないと恥をかく」というのは、
確かに職場でも、
友人同士でも、
あまりの無知を曝け出すのはみっともない。
 お互いに疎い同士なら全く問題ないが・・・。
  政治問題から国際紛争まで知ってはいるが、
自身の意見がないという国民は多いはずだ。
 たまにはこういう書で知識の確認をして、
「自分はこう思う、
こうすべきだ」とはっきり意見を出すことが必要だ。
 「どう思う?」と聞いて、
「さあ、
よくわからない」ではDMM.com證券CMのローラになってしまう。
  TVでの街頭インタビューで見られる知識の無さ、
意見の無さ、
あのみっともない様では困るだろう。


第1章・内向きアメリカ、
 第2章・EU混乱とロシア、
 第3章・アラブの夏、
 第4章・小泉元首相の脱原発、
 第5章・物騒な東アジア情勢、
 第6章・アベノミクス、
 最後のエピローグと幅広く、
興味がある内容を揃えている。

その中でも興味深いのは第5章。
 先ずバカ・クネ率いる韓国だ。
 特に韓国憲法裁判所が2011年8月に「慰安婦の基本的人権を侵害し、
政府が慰安婦問題で日本と外交交渉をしないのは憲法違反」とした判決だ。
  また徴用工裁判も認め、
日本企業に損害賠償を命じた。
  それでは国家同士の取り決めとは一体何なのか。
 1965年に「日韓請求権協定」でバカ・クネの父親・朴正煕大統領と、
財産の請求権は「完全かつ最終的に解決された」としたのだ。
 日本は朝鮮に莫大な資産を残して引き揚げた。
 それを日本は一切請求しない、
つまり国同士でチャラにしたのだ。
 裁判官が国民感情を意識して、
反日判決を出すのでは、
それは司法と言えない。


朝鮮半島は地政学的に、
外国に翻弄される運命だった。
 韓国は、
北朝鮮の運命共同体・中国軍によって多数の韓国人が殺された。
 本来なら韓国は中国に謝罪要求や、
賠償責任を求めるのが筋ではないか。
  韓国は不幸にも長い歴史上、
中国に事大(弱者が強者に言いなり)して、
中国の属国として多くの朝鮮人女性を献上してきた。
 バカ・クネはそうした中華帝国に妓生として犠牲になった処女の像を世界中に作るべきではないのか。
知らないと恥をかく世界の大問題5 どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)

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