ggplot2の敷居が下がりました。

訳者もまえがきで、
「こだわりたい点から逆引きしてグラフを描く方法を学ぶことのできるこの本のスタイルはggplot2の習得にかなり適しているのではないかと思います。
」と述べている通り、
非常にとっつきやすく、
実用的と感じます。
「グラフィックスのためのRプログラミング -ggplot2入門」も本質的な説明がなされており、
良書だと思いましたが、
一通り読んだ後で実際にグラフを描かせ、
体裁をすこし変更しようとした際、
どこを読めばよいのか、
あとで探すのに少し分かりにくい印象を受けていました。
それに対して、
本書はグラフの種類、
軸、
凡例など、
項目ごとに記載されており、
探しやすくなっています。
また、
文字と図のバランスも好ましく感じますし、
ところどころカラー印刷の部分もあって理解も進みます。
さらに日本語訳の本書には日本語フォントの使用法も紹介されています。
巻末の付録に「ggplot2の紹介」があり、
私はそこを最初に読みました。
「グラフィックスのためのRプログラミング -ggplot2入門」より値段も安く、
お勧めです。