不安や閉塞感を打破するヒント

熱く湧き上がるほどの明確な夢や目標はまだなくとも、
日々前向きに頑張ろうとしているサラリーマンにお薦めの一冊です。


私の場合は「薄々感じていたけど、
明確に定義したり学んだりはできていなかったこと」を学問の見地からわかりやすく学ぶことができました。

各論においては多読家には既知の内容も含まれているであろうと思いますが、
一般的なサラリーマンなら誰もが経験する悩みを上手に網羅していて、
各章のうちどれかは読者の悩みの処方箋になってくれるのではないでしょうか。


また関心の強いテーマについてより深く学びたい場合は推薦図書も挙げられており、
本書と相性が良いと感じた方には参考になると思います。


学問という言葉から受ける印象は人それぞれだと思いますが、
著者は学者の自己満足のための研究成果ではなく、
一般の人達がより幸せに生きるための知恵と捉え、
それを真摯に伝えようとしてくれています。
「正しく知る」ことを促す良書です。