夢を追い続ける

山崎さんの幼少時代から今に至る半生が1項目2ページ、

94項目に渡って簡潔に綴られています。


タイトルには「勉強法」とありますが具体的な方法論はほとんど記載されていません。

今の山崎さんにつながるエピソードを紹介しながらその中で何を感じたか、

それが宇宙飛行士という職業にどうつながっているかを語っていくスタイルです。


掴めないかもしれない夢に向かって、
時に家族を犠牲にしながら、

心身ともに大変な訓練を何年も続けていたことがわかり驚きました。


巻末ではマンガ「宇宙兄弟」の作者である小山宙哉さんとの対談が掲載されており、

２ミリの穴から「宇宙をじかに見た」宇宙飛行士、
など面白い話を読むことができます。


「勉強法」を期待して読むと肩すかしですが、
地球上で最も就くのが困難な職業の一つに
挑み成し遂げた山崎さんのエピソードは人生のヒントに溢れています。