文章の巧みさと面白さ
後半は上巻の最後で特攻隊員を涙で送った著者が、
日比谷の東宝劇場を急遽米軍用に改造した「アーニー・パイル劇場」のステージで、
超満員の米兵を前にアメリカの流行歌を歌っているところから始まる。
「人には言えない、
妙なうしろめたさが、
私の背後に忍び寄って」くるが、
「人々は食料を奪いあって道義は地に堕ちた」とも書く。


戦後の東宝大争議に巻き込まれて当時の「赤いスタジオ」の様子を描き、
また自殺直前の意外な太宰治の印象や、
恐れ多くも昭和天皇・皇后両陛下に御植樹の介添え役で会われたエピソードを書いている。
これらの描写が抜群にうまくて面白い。
あまりにうまくて解説で沢木耕太郎氏がゴーストライターの存在の有無を書いているほどであるが、
その疑いはその後多くのすぐれた著作を残していることで明らかである。
仕事は猛烈に忙しかったが、
母親との確執はますます先鋭化し、
プロデューサーとの金銭トラブルや深みにはまった泥沼の男女問題も生じていた。
これらを一掃したくてパリに逃避行するが帰国後も人気は衰えず、
「二十四の瞳」などの代表作を残した。


尊敬する小津安二郎、
谷崎潤一郎、
梅原龍三郎、
木下恵介、
成瀬巳喜男らとの交友は写真も載せて楽しい読み物になっている。
沢木は「言いたいことを言いたいように書く。
容易そうに見えてこれほど難しいことはない」と書き、
それをいとも簡単にやってのける著者の才能をほめているが、
自伝の場合は特にそうだ。
著者は恥の上っ面だけ撫でたような気がして不満が残るというが、
身内のことや金銭、
男女問題などかなりきわどい話も赤裸々に書かれていて、
飾りッ気のない著者のさっぱりした性格が反映されている。
わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)

その他の感想

購入ボタンを押した自分を小一時間…
酒コミックのスタンダードカクテルです。
ん〜〜〜。
小鳥好きにはたまらない
改悪の方が目立つ
ハズレか仕様か?
短編集ですが、全て繋がりがあります。
自己満足で他人のテリトリーに土足で入るな
雨には濡れませんが・・
とにかく若いっっ!!
37.5度以上の計測に不向き?
第六の鍵 難しい!複雑な物語
辞典は、コレに限ります
東方神起はいいよね!
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