道化の自覚がヒンシュクを共感に変える
本書は、
著者が長年続ける名物週刊誌連載からヨリスグリを集めた一冊。


連載当初の頃は、
たけしの代名詞といえば「毒舌」だった。
ホンワカした笑いが主流で、
世相批判も庶民からオカミに向けられたものだった中で、
たけしが客の側にも向けた毒舌は、
世の良識派を激昂させたし、
故に若者は信者となったし、
古い漫才はMANZAIへ変わった。
世間が無批判なままに受容する価値観を破壊する者、
それがたけしの蹴り出しだった。


彼自身がお笑い業界の中で現役世代のカリスマの座に奉られ、
映画のみならず文化人として政府からご意見を伺われる立場となったたけしだが、
必死でそれに抗おうと被りモノを愛し、
本連載を止めずにいる。
道化であることを自覚し道化として振る舞うことで、
単なる不満や悪口つまりヒンシュクを買うだけのダメな言葉が、
一転して世に共感を呼ぶ鋭い意見となる。
この点で、
現役の毒舌芸人より、
やはり達人たけしはずっと上だ。
(そして、
達人たけしの対極にいるダメなのが、
実は空虚で何の足しにもならないご高説をもっともらしく語るコメンテーターや識者やキャスターなんだろう。


本書の内容は時事ネタが基本なので、
今になると少し古びていたり、
紋切型の回もままあるが、
個々のテーマに関する世に蔓延る正論・世論とたけし流のヒンシュクネタを対比することで、
自身の考えをブラシアップする機会となる。

まぁ、
そんな本気にならずとも、
肩の力を抜いてクスクスと斜め読みするだけでも十分値段見合いの価値はある。
ヒンシュクの達人 (小学館新書)

その他の感想

昔話は老人が老人を主役にして語るもの
かわいい&かっこいい
このにおいが一番好きです。
わかりやすくて実用的です
思っていたよりは
ファンでない人にも観て欲しい
初〜中級の人にオススメ!
回転音がほとんど聞こえない。
記述通りでした
上位機種と迷ったが実機操作で決めました。
風華
簡単な天板の固定方法
無塩商品として珍しい
3回目でマグネットが!
使い心地がいまひとつ
米国仕様が届いた
紛い物が届く
Javaとオブジェクト指向をしっかり学べる本
なかなかかわいい
精度がよいです。
20年間,コレだけ。
「黒子のバスケ」の軌跡です。
切れない
定番の教則本
これで十分。耳掃除がらくらく、ストレス解消!!
バットケース
浄水器サイズは小さいに越したことはない
深夜の放映を見て・・・。
「昔、昔あるところに・・・・」
喜劇「桜の園」………名訳です
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