パンチ力不足があるも、全曲じっくり聞ける大人曲揃い。

「Ｇｅｅ」や「MR. TAXI」のように１〜２回の視聴でとりこにされる様な、

パンチのある曲はありませんが、
聞き込むほどに味が出る大人テイストの曲が多く、

いかにＧＧのアルバム曲は吟味した中から選曲されているかが、

視聴を重ねる毎に分かります。


全曲に言えますが、
取って付けたようなヒット狙いのわざとらしいフレーズは全くなく、

うまく自然かつ上品にまとめたイメージで、
いままでより高年層の方にも好評を得そうです。

一般のアーチストですと★５でも十分な内容と思いますが、

日本版ファーストアルバムの様な大傑作と比較すると、

少し劣ると思い、
４個半の評価をかなり辛口で★４にしました。


曲番号の★は私の気に入ったオススメ曲です。


1. ★Mr.Mr.
ＧＧには珍しくHARD ROCKのようなかなり歪んだエレクトリック音で始まるこの曲は、

ミドルテンポのダンサブルナンバーですが、

明るくキャッチーなだけの、
新人アーチストさんらの曲にありがちな物とは全く違い、

適度な緊張感やシリアスさがあり、
やはり数段上の完成度です。

２：４０からリズムと男性のかけ声だけになるパートや、
３：３０からキーが上がる箇所も、

奇をてらわず変化を自然と加味しているのはさすがです。

シンプルで分かりやすい雰囲気ですが、

かなり聞き込める曲で飽きが来にくく、
今後ライブでも盛り上がる人気曲になりそうです。

PVではカフスボタンを留める仕草の振りもカッコよく、
魅力が増します。

（尚上記２：４０からの男性のかけ声が入るパートは映像に注目が集まり、

いかにも"ヒョヨン"（ダンスが得意なメンバー）に踊ってくれといわんばかりのフレーズなのですが、

他メンバーと同じ振り付けを中央で踊るだけにとどまり残念です。

たとえ１５秒ほどでも本格的なブレイクダンス等を彼女に踊らせ、

ダンスのエキスパートである、
"ヒョヨン"の存在をもっとアピールすれば、