本書の誤りについて
本書は「無謀な飛躍を何度も繰り返すことになった。
」(p.10)と筆者が言う通りの本である。

本書のキータームでありタイトルとなっている「情念」および「情念定型」は、
ヴァールブルグに由来するのだが、

これは田中純 『アビ・ヴァールブルグ 記憶の迷宮』(青士社)に部分的かつ表面的に依拠するものでアテにならない(田中の本は良書である)。


因みに、
情念定型については、
ユングの集合無意識的なイメージと同じようなものだとして捉えていると黒瀬は述べている。

(2013/12/13に行われた黒瀬陽平×千葉雅也トークイベントに闖入した東浩紀の問いに答えて)

酷い所は沢山あるのだが、
アニメ評論家というサブカル仕事をしてる筆者らしからぬ…というより寧ろ彼「らしい」間違いを特記しておきたい。

筆者は第五章で冨樫義博『HUNTER×HUNTER』を扱い、
「キャラクター表現が『情念定型』的に用いられた、
最も新しい作品の一つ」(p.213)だという。

ここでも荒唐無稽な飛躍が続くのだが、
端的に言うと震災以前の連載であったエピソードを震災後だと勘違いし、
震災時の原子力事故の影響として結び付けてしまっているのだ。


冨樫義博はアルカ(=ナニカ)というキャラクターを描くことで、
「原子力というテーマに立ち向かった」という。

その根拠はこうだ。

「震災後」(本当は震災前)の連載で原子爆弾を思わせる「薔薇」を爆発させた結果王を死なせている→
その後に登場するアルカは震災後の状況を描いたキャラクターでありナニカは人間の外部の力=原子力の描写だ→
ナニカの顔は岡本太郎の《明日の神話》中央に書かれた骸骨に似てる→冨樫と岡本太郎両者は縄文的な顔=情念定型を描いてる(何故骸骨的な顔が縄文かは不明)→
岡本太郎と冨樫義博は「原子力というモチーフによって、
奇妙な一致を見せた。
」(pp.218-219)

…意味不明であるが、
『HUNTER×HUNTER』で薔薇が爆発したのは、
2010/03/01発売のジャンプ誌上に掲載された298話「薔薇」においてであり、
震災の1年前である。
情報社会の情念 クリエイティブの条件を問う (NHKブックス)

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