７００ページ超の膨大な短文口語集。「とっさのひとこと辞典」の語研版

本屋で中身を見てたら多分買わなかったであろう、
ひとこと辞典。
別売の６枚組CDを同時に買わなくて良かった。


ダイアローグにもなっていない、
日本語に対応する日常会話の表現（１語〜１０語程度。
平均は５語くらいの短文）がいろんなパターンで例示されており、
それはそれで有用ではあるが、
あくまで会話の初学者向けで、
英会話学校の予習程度には良いが、
コンテンツのある長文のダイアローグの練習には全くならず、
あいさつ、
ちょっとした会話はできるが、
その先が、
とお悩みの読者の期待には応えてくれない。


読者レベルによって評価は分かれるが、
中級以上には★４以上はつけにくい。

ただ、
つかの間は楽しかった、
おもしろ半分で、
とか、
不意打ちをくらったとか、
日本的な表現を英語にしたら？というのを調べるのにも役に立ち、
ぱっと見よりは中身は役に立つ表現も多い。
その割合が８０００分のいくつかという率で見ると正直高くはない。


こういった表現集はいくつも持っているという人は、
書店で中身を確認して自分のレベルと照らして有益かどうか確認して買うべきだと思います。
なお、
タイトルに「暮らしと仕事の」とありますが、
仕事の部分はごく一部かつ実用レベル（外資で英語で会議をしたりという意味）ではありません。