学校英文法が届かないところをしっかりカバー

「ネイティブが使う英語・避ける英語」からの佐久間先生のファンです。

他に「ウソのようなホントの英文法」、
「ビジネスでよく使う難単語555」と佐久間先生の本を全部で４冊持っています。


まずこの本の特徴ですが、
例文がむちゃくちゃ面白い。

クスっとなるようなブラックジョーク、
大笑いしてしまったり、
心にジーンとくるような文が含まれています。

１度通しで読み終え、
当然１回ですべてが頭に入っているわけではありませんが、

覚えておいて損がないような例文なので、
２度目以降の復習、
再読もしやすいかと思います。


例えば、
イギリス英語とアメリカ英語におけるcouldの使い方の違い(これは他の著書にもたびたび登場しています)や、

他に、
Both are not correct..は昔は部分否定と捉えていたが、
現代では「両方とも正しくない」と捉えるところなど、

おそらく、
他のどんな文法書で学習してきた方でもカバーしきれていない、
いやなんならネイティブスピーカーだってうまく説明ができないようなポイントを、
無数の用例と、
現代において使われている英語の傾向を合わせて、
分析・提示してくれているので、
文法や言い回しという点で、
現代の日本人が使う英語を「ちゃんとした、
且つ今の英語」へと導いてくれる本となっていると思います。


英語学習者の方それぞれが持っているであろう文法書の他に、
この「生英語で鍛える英文法」、
そして同著者の「ネイティブが使う英語・避ける英語」、
「ウソのようなホントの英文法」を本棚に備えておけば、
今すでにモヤモヤしている英文法の疑問、
今後ぶつかるであろう英文法の疑問の解決に大いに役立つことと思います。