過剰な「情景・背景描写」は、物語の骨格の脆弱さを気にし過ぎの故? それとも資料集めに奔走してくれた編集者に忖度しての「御礼」の意味? 
わたしの、
良い小説か、
否か、
の基準に―――もちろん、
完全にパーソナルなものですが―――そのまま英文翻訳した際に、
(普遍的)読者に耐えられる文章・内容か、
というのがあります(別に、
他言語の読者なんて、
知ったこっちゃないよ、
の意見の方は除いて)。
 仮に、
英文小説の読者に、
この小説の良さが伝わらないとすれば(わたしは伝わらないと思います)、
その原因は 1)作品の主題にあるのではなく、
日本語の記述・構成自体に、
大きな欠陥を内包する。
 あるいは 2)他言語に翻訳しようのない、
たとえば、
方言でなければ成立しない小説。
・・・・・かなり乱暴には、
この二つに帰結できるかもしれない。


ゴッホ『星月夜』の描写や模写した作品の法的位置に関する記述、
加えて、
富山県の滑川近辺の地理・情景の過剰とも思える詳述が気になりました。
 また、
競技用自転車に関するウンチク的記述、
チャンドラーの小説で有名な、
カクテル「ギムレット」の話、
ラフマニノフの薀蓄やピアノ協奏曲の説明のくだりも余計な気がしました。


この小説における、
情景描写、
風景描写の過剰ともいえる書き込みについては、
「ここまで細密に外的な描写をしなくとも、
読者はこのお話を真実と信じて物語に入り込みますから、
先生心配しないで」と、
思わず慰めてあげたくなりました。

  ただ、
著者と編集者が協力して――――たぶん――――書いてあることの何十倍も、
下調べをしたことが伺われ、
《お話》に本当らしさを付与することの大変さが想像できました。
お二人で―――著者個人の物知りも含めて―――調べたことを大量に小説にぶち込む、
この小説のやり方には・・・・「なんかナー」という思いが湧いてくるのを抑えられませんでした。
この小説には、
著者の確固たる信念が薄いような気がしました。
 本の厚さが欲しい時は、
この小説のように、
無駄に長い「英文小説」を読みますので・・・・。


よく「無人島」に一冊だけ本を持って行っても良いとしたら、
どんな本を持って行きますか(?)、
という問いがあります。

【いろいろな理由】から、
この作品は間違いなく、
その候補に入ります。
田園発 港行き自転車 上 (集英社文庫)

その他の感想

いいんじゃなでしょうか
本文は本当にすばらしいのに。
文句なしに本の状態は良好でした。
飾りもの?
予想以上に知らない話がいろいろでした
片耳で使えるんだ。
雪山で使用の際はご注意を。
すごく楽です
完成度最強です
日本でも使える素晴らしきフィールドガイド
値段相応ですか
じんわり、来ます
入不二哲学の集大成にして到達点
自転車好きな子供へプレゼント
オープンワールドっていいな
悪くないですが使いにくい
見た目良し。でもメンテナンスが心配
偽物
夏場に使いたいさらっとした化粧水です!
単純だけど、結構楽しめました。
個人的には気に入りました!
パウダースプレーの復活を望みます
左右デュアルモニタするなら、これ!
癒された…!
あまり期待しなければ・・・
 この価格なら文句は言えません
こんなの商品ではない!!
気軽
小さめなので、試着必要
きれいな音ですね
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