大容量ファイルの書き込みでは途中から速度が著しく落ち込みますよ

DRAMキャッシュとSLCキャッシュが搭載されているはずなんですが、

cipher /w:c:　を実行してコマンドプロンプト上のドットの進み方を観察していると途中で進み方が極端に鈍くなります。

この時点で　C:EFSTMPWP　フォルダ内に作成されているファイル容量をプロパティから確認すると
4GB程度で極端に書き込み速度が低下するようですね。
DRAMキャッシュのサイズがこの程度なのでしょうか。

その後は書き込み時にブロッククリアをしながら書き込み速度をアップダウンして書き込んでいる様子です。

タスクマネージャでコマンドプロセッサの瞬間転送速度を観察していると書き込みの時の様子が見て取れます。


最近の廉価なSSDはこのタイプが増えてきているようですが、
普通のユーザーにとって通常は4GB以上のファイルを書き込む局面は
それ程多くないと思います。

TLC NANDメモリの寿命を考慮して必要のない局面では、
それ以上のブロックをクリアして用意しておく処置を
ファームウェアがしていないものと思われます。

購入者からのクレームが殺到するようなら新しいファームウェアが提供されるかも知れません。

ですから、
日常的に大容量のファイルを書き込む用途に使おうとしている人には、
このSSDでは不満が生じるでしょうね。


それとデフラグ処理をしたりシステムコピーをしたものでは、

ある程度の書き込みをしたら空きブロックが不足してきますから、
8.1以降のOSで対応している最適化ツールを走らせて
ファイルシステム上で空きクラスタとなっている領域にTrimコマンドを発行しておかないと
シーケンシャルライトなどは速度が出なくなります。

ファイルの削除時には、
その時点でファイルが使用していた未使用クラスタになったものへと
Trimコマンドが瞬時にOS側より発行されます。