心理学者がケルトを軸に、日本人の在り方に思索をめぐらす哲学書です。
 私はケルトの文化を知りたくて購入しましたが、
図説教科書的な内容は皆無なので、
ケルト初心者には向きません。
旅行ガイド的な側面も一切ないので、
旅行書を求めている人にも向きません。
では、
ケルトの精神世界を詳しく紹介・解説しているか?と言われると、
それも違うような気がします。
実際のケルトについての具体的な紹介は、
冒頭のいくつかのケルト民話と、
ドルイド研究者、
および"魔女"へのインタビューの実録くらいです。


 内容は、
ユングに造形が深い心理学者が、
その知識や数多くの患者と接してきた経験をベースに、
ケルトの無意識世界・精神世界について、
ナバホ族や日本と比較しながら思索を巡らすものです。

 現在の世界はキリスト教的なものの見方が席巻してしまっているが、
自然に対する姿勢や、
病気に罹患した時の心境など、
科学的に割り切れないものも多い。
そんな時、
キリスト教が凌駕する以前にあったケルト的なものの考え方、
ナバホ的なものの考え方、
そして日本的なものの考え方が見直されるべきではないか、
日本人はこれからの世界に対してどう心構えを持つべきだろうか・・・。
どちらかと言うと哲学書に近いように思います。

 上記のインタビューも、
ケルトの地に存在するものの考え方が、
いかに心理療法の世界と共通しているかというところに焦点があって、
あまりケルト自体に焦点があるようには読めないです。

 また、
筆者の言う日本人的なものの考え方にすでにどっぷりと浸って生活している人にも、
「?」と思うところがあるかもしれません。
(もう実践している、
わかりきっていることを、
どうしてそんなに何度も説得してくるのかなあ?とつい思ってしまう部分もありました)

 「あっこれ面白い!さすが!」と心躍る記述もたくさん散りばめられてはいるのですが、
あとがきに、
質問に答える口述筆記の形で執筆したとあるように、
少々内容が冗長でまとまりがなく感じます。


 河合隼雄先生のファン、
先生の文体に慣れている方はもっと楽しめたのかもしれませんが・・・・すみません。
ケルトを巡る旅 -神話と伝説の地 (講談社+α文庫)

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