富裕層を相手にする画廊ビジネスの特異な世界
著者は、
もともとIT業界で働いていたが、
画廊の若社長との結婚を通じて画廊経営に飛び込んだ女性である。

したがって、
画廊経営をビジネスとして醒めた眼で見ているところがある。

結果として、
画廊経営の特異さが明るみに出されており、
それがこの本の一番の売りだ。


もっとも、
本書における「画商経営」とは九分九厘富裕層を相手にしたビジネスだということを忘れてはならない。

この種の人々は、
豊かな生活をさらに豊かにするために高額の絵を購入する。
とはいえ、
このような豊かさ感は、
海外旅行や宝石によっても実現可能である。
したがって、
売り込みには、
彼らの満足感をくすぐるような特別の注意が必要になる。
また、
絵の転売によって儲けるということも重要である。


本書は、
絵の購入に関して、
とりあえず信頼できる画商が勧めるものを買うことを勧めているが、
こういった助言も富裕層を念頭に置いていると思われる。

山本冬彦『週末はギャラリーめぐり』、
宮津大輔『現代アートを買おう!』といったサラリーマン・コレクターの本と比べると違いが歴然としていて面白い。
彼らは、
画商が推奨したたからという理由で絵を買うことを強く諌め、
足しげく画廊に通って自分がとことん好きな作品を購入し、
基本的にはそれをずっと所持することを勧めている。
正論だと思う。


とはいえ、
本書の立場が拝金主義というわけではない。
実際、
著者の画廊は若い画家を援助するなど社会貢献もしている。
美術作品そのものに対する敬愛も忘れられてはいない。
この点は、
しっかりと評価したい。

しかし、
〈義父には、
70歳を過ぎたいまでも、
初めて一緒にゴルフをした人に、
翌日5000万で絵画を売る能力がある〉とか、
〈義祖父は戦前戦後の混乱期に絵の取引で一生分の生活費を稼いだ〉ということが、
自慢げに書かれているのを見ると、
(この種のビジネスを否定するわけではないが)若干の違和感は免れない。
銀座の画廊経営

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