成長しない若者たち
この本はひきこもり研究の第一人者である斎藤環氏による、
ひきこもり解説書です。


第1部は「いま何が起こっているのかー理論編」です。
社会的ひきこもりの主な症状やメカニズムが説明されています。

「二十代後半までに問題化し、
六カ月以上、
自宅にひきこもって社会参加をしない状態が持続しており、
ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」を、
斎藤氏は「社会的ひきこもり」と呼んでおられます(p.25)。
斎藤氏の定義だと、
三十代以降にはじまったひきこもりは社会的ひきこもりではないということになると思います。

「終わらない思春期」というこの本のサブタイトルからも推察されるように、
斎藤氏は社会的ひきこもりが思春期の問題であるということを強調しておられます。
今の日本には失業などが原因で中高年からひきこもりになった「大人のひきこもり」が大勢いると私は思うのですが、
「大人のひきこもり」のように思春期とは関係ないひきこもりはこの本の射程から外れています。


第2部は「「社会的ひきこもり」とどう向き合うかー実践編」です。
ひきこもりと向き合うときの家族の心構えや、
ひきこもり治療の全体的な流れなど、
ひきこもり治療を実践するのに役立つ情報が満載されていました。

斎藤氏は精神分析における「ぺニス」を「万能であることの象徴」だと説明し、
「去勢」を「万能であることをあきらめるということ」だと説明しておられます(p.206)。
この説明はとてもわかりやすいと思いました。
そして斎藤氏は、
現代日本の学校教育では「去勢否認」が強制されていると考えておられます。

子供たちは学校で「誰もが無限の可能性を秘めている」「君ならできる」「諦めなければ夢は叶う」と教えられ、
「自分にはできないことがある」という現実を直視しづらくなっています。
しかし斎藤氏が仰るように、
「成長や成熟は、
断念と喪失の積み重ねにほかなりません」(p.206)。
現代の社会的ひきこもりや子供たちは、
成功や勝利だけでなく、
挫折や敗北によっても成長することを学ぶべきだと私は思いました。
社会的ひきこもり 終わらない思春期 (PHP新書)

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