薬に頼らない気分障害の治療

薬の副作用に悩んでいる方や、
精神科に行くには抵抗がある、
薬を飲むほど酷くないと思う人にお勧めです。

本の中では、
軽度や中度の鬱病なら、
この本の治療法を試すことを勧めています。


薬に頼らない鬱の対策本としては、
食事や運動や「やや宗教」などの側面からのものがあるかと思います。

この本の著者のワイル博士は、
現代医学の医者をベースとした統合医療の権威です。

従って、
食事や運動や宗教など、
特定の側面に偏ることなく、
有用な治療法を様々に網羅できる点が優れています。


私自身が一番興味深いと感じた内容は、
瞑想による鬱治療を大きく扱っている点です。

自分自身の体験から、
気分障害には自律訓練法や瞑想が有効と考えていますが、

現代医学の医者はその有効性を軽視しているように感じます。

彼らの治療法のレパートリーは薬の処方のみで占められているのが現実ですが、

それ以外にも有用な治療法は様々あることを知ることができます。