テノールの概念が変わる

METのライブビューイングでお馴染みになったカウフマン。


容姿は好みだけど、
声質はパバロッティを聴いてオペラを始めた耳には
華やかさに欠ける気がしていました。


ワーグナーは適役だけど、
ヴェルディはどうなのと思いジャケ買いで購入。


結論は、
一曲目の女心の歌から、
全く新しい概念の主人公象が浮かんでくる声でした。


恋愛の苦味、
人生の機微、
社会情勢分析をしながらの処世術に日々挑んでいるエリートビジネスマンのような姿でしょうか。


パバロッテイの輝かしい脳天気な明るい無責任男のマントヴァ公も大好きですが、
カウフマンの新しさは必聴です。


丁寧に解説も書いていて、
誕生日まで書かれている日本版は高いだけの事があります。


震災後の日本公演をキャンセルしたので、
それもあってフアンになりきれないでいましたが、

これを聴いた後では、
相性占いをしてしまう程大好きです。


男性も是非、
聴いて下さい。

今のモテ男のエッセンスが得られるでしょう。