「５秒筋トレ」とあるが実際のワークアウト時間は３０分くらいかかりそうだ

本書で強調されているのは、
逆腹式呼吸（大きく深く息を吸うときに腹を凹ませて、
吐くときに膨らませる呼吸法）と８種類のメニュ（ウェストを引き締めたい、
太い脚をスマートにしたい等の目的別コース）である。
読者は改善したい部位に即して希望するコースを選ぶことになる。


さて実際のワークアウト時間はどのくらいか。
例えば「ウェストを引き締める」筋トレのコースを選んだ場合、
以下がトレーニング・メニュである（118頁）。
①＜左ひじを伸ばし、
背すじも伸ばし、
右手はマイクを持っているイメージで軽く握りひじを曲げる。
足を開いてまっすぐに立つ＞、
②＜腹斜筋を押しつぶすように、
力を入れ、
上体をひねりながら前に倒していく＞、
③＜十分にひねったら「逆腹式呼吸」で息を吐く＞、
④＜息を吐ききったら呼吸を止めて５秒間静止する＞、
⑤その後は息を吸いながら①に戻る。
以上を左右10回 x ３セット行う（セットの間に30秒～１分のインターバルを置く）。


試しに実際にやってみた。
上記①から⑤まで30秒程度。
左右各10回、
これを３セットとすると「ウェストを引き締める」筋トレの所要時間は30分ということになる。
まとめて行うのが難しければ、
隙間の時間を見つけて行うことも可とあるが、
仮に分散したとしても「５秒筋トレ」のハードルは決して低いものではなさそうだ。
本書の副題に＜続かないあなたのための＞に釣られたがそんなに甘いものではないことが分かった。
しかし、
せめて逆腹式呼吸の励行により少しでも肉体改造効果を期待したい。


追記（2018年4月10日）
トレーニング・メニューを日々こなすのがなかなかできない自分でも、
逆腹式呼吸で通勤時や散歩時などに毎日20～30分（積算ベース）歩くのを繰り返すことが腹回り対策にとても効果的であることを発見した。
開始して未だ２週間余りだが、
確実にベルトの穴１つ分引き締まった。
逆腹式呼吸は歩行時の方がリズムを取りやすく、
簡便な腹回り対策としてお勧めです。