ミヒャエル・エンデとは、どういう人物だったのか
『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと――時間・お金・ファンタジー』(池内紀・小林エリカ・子安美知子ほか著、
新潮社・とんぼの本)は、
『モモ』(ミヒャエル・エンデ著、
大島かおり訳、
岩波少年文庫)の作家、
ミヒャエル・エンデに、
さまざまな角度から光を当てている。


ドイツの山間の小さな町で生まれ、
決して順調であったとは言えない人生を送ってきたエンデは、
イタリアのローマ近郊に移り住み、
『モモ』の執筆に取りかかる。
「移住したミヒャエルは、
それまでミュンヘンでの生活の中で彼を取り巻いていた、
周囲の期待や嫉妬がもたらすさまざまな喧騒から解放され、
明るく暖かな南イタリアの雰囲気にすっかり魅了された。
涼風の吹き抜ける美しい庭の木陰でワインを飲みながら、
隣人となったホッケら友人たちと談笑するリラックスした生活は、
彼の創作意欲を自然に掻き立てた。
生活に落ち着きを得たミヒャエルは、
この5年来ずっと温めてきた小説『モモ』を完成させようと決意する」。


「主人公の少女モモの住処は、
ローマの古代遺跡を思わせる『廃墟の円形劇場』に設定された。
人間から時間を盗む『時間どろぼう』に時間を奪われてしまった町の人々に、
もう一度時間を取り戻そうと戦う孤児の少女モモの冒険を描くファンタジー小説『モモ』を書き上げた」。
「『モモ』は著者自身によるセピア調の挿絵とともに出版された」。


「人間はじぶんの時間をどうするかは、
じぶんじしんできめなくてはならないからだよ。
だから時間をぬすまれないように守ることだって、
じぶんでやらなくてはいけない」。
『モモ』の一節である。


「本作(『モモ』)の内容について、
エンデは『ゆとりの時間をもとう』というような教訓話として短絡的に読まれることを否定している。
また近年においては、
作中で扱われる『時間』が『貨幣』の暗喩であり、
現代の資本主義経済システムに対する警鐘であるとの解釈も多いが、
そうした啓蒙的要素を超えた豊かな幻想的イメージの世界こそ本作の真髄であり、
読者に多義的な読解を許す奥深さが魅力でもある」。
ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと: 時間・お金・ファンタジー (とんぼの本)

その他の感想

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