普通の30度刃カッター

さすがオルファ、
全体的にかっちり作っていて申し分ないです。
刃の出し入れのクリック感はやや強く、
一段ずつ確実に止まるような感じですが動きは引っかかり無くスムーズです。
NTも持っていますが、
あちらのような柔らかさはありません。
手荒く使いたい人には、
信頼されるクリック感だと思います。
逆に言えば、
繊細な作業をやる人からすると、
少々負担になるクリック感でもあります。
そういう人は、
NTの方がいいでしょう。


日本の場合、
オルファが標準になってしまっているので、
そう考えるとさすがのクオリティなのでしょう。
思う所は、
リミテッドシリーズのうたい文句が「創業以来、
追求し続けてきたカッターナイフの信頼性に、
贅沢なこだわりをプラス。
リミテッドの名にふさわしい、
美しく洗練されたデザインの商品シリーズ。
」と言って差別化しているにも関わらず、
本体の銀色の部分はプラなのですね。
てっきり、
贅沢なこだわりとのことでアルミダイキャストかなにかだと思って購入したのですが、
見た目の割には所有欲を満たしてくれませんでした。


そう言えば、
「Ltd-07 リミテッド ＮＬ」も持っていますが、
あちらも本体はプラでしたね。
持ちやすいフォルムですが、
所有欲は満たされませんでした。
まあ、
カッターは道具なので、
見た目よりも使いやすさが命なんでしょうが、
差別化するには後ちょっとと言うところでしょうか。


他、
不満点をあげるならば、
本体の角が少々立ち過ぎかと思います。
この手のカッターを所望する人の中には、
デザインナイフ的な手の動きが出来る方が良いと思う人もいるでしょうが、
角が邪魔して気になる感じです。
本体の厚みがない、
普通のステンレス筐体の角の丸みの方が、
そう言った動きはし易い感じです。