物語はつくられる
象徴天皇という制度はどのように考えられるのか。
国民統合の象徴とは何か。
これから行われようとしている令和天皇の即位にかかわる数々の儀式が注目されることもありたいへん興味深いところである。

また、
即位儀礼の「大嘗祭・新嘗祭」について柳田国男や折口信夫はどう解釈したのだろう。

本著『象徴天皇という物語』は、
おもに「世界」「思想の科学」「神奈川大学評論」「仏教」などを初出誌としているが、
大幅に改稿と補筆をほどこしこの本のために書き下ろした数章を加えて1990年ちくまライブラリーの一冊として刊行された。

その後、
ちくま学芸文庫に収録されたのち「象徴天皇をめぐる祭祀のゆくえ」という論考を書き下ろし、
それを「補章」として加えてこのたび岩波現代文庫から刊行されたものとある。

また、
これまで象徴天皇について真正面から論じられることもなく、
象徴の概念についてさえ曖昧にしたまま問われることのなかったこの制度に民俗学と歴史学の両視点で検証する渾身の一冊といえるだろう。
したがって、
著者としてはこれが実質的な「定本・象徴天皇という物語」になるとしている。


著者は名著『東西/南北考いくつもの日本へ』(岩波新書)において、
縄文以来の民族史的景観に対して、
「ひとつの日本」というフィルターを自明としてかぶせてゆく歴史認識の作法に異をとなえ、
柳田民俗学を相対的に捉えかえす新しい民俗学の発展に一石を投じた。

それにしても著者の柳田民俗学を相対的に捉えかえす眼差しには、
その穏やかに見える風貌からは想像もできない程きわめて厳しい側面がある。

だが、
この天皇制をめぐる民俗学的な論証からは否応なく柳田民俗学を相対化せざるを得ない要素が多々あってその徹底した解析と論考はさすがに説得力がある。
そのことは著者の作法といえばいいのかあるいは流儀として、
天皇を中心とした歴史的価値の呪縛から解放されるべく歴史的、
文化的な重層性をたどるところから相対的な論考を企てるほかないのだ。
象徴天皇という物語 (岩波現代文庫)

その他の感想

太めの糸に最適
ネイビー/レッド 27cm を購入
ルーズベルト-蒋カイロ密談内容の発掘!沖縄・尖閣領有を放棄した中国
わかりやすい問題集でした
HOT-Bのコンピレーション
体に良さそう!
しばらく青い方を買ってみたけど
宣伝文句通りの性能です。
デザインは可愛いのですが・・・
素晴らしいクオリティー(*’艸`*)
感動を届けてくれる歌
他のレビューの様な不具合は無い!
便利で相対的にお安い
小4の息子にピッタリサイズ。韓国製。
予備品として
しなやか
本格的に家計(財布、口座残高、クレジット等)を管理したい人にお勧め!
500mA。安い。ノイズの問題も無し。
PowerDVDって、いつ買い替えが必要なのか?
個体差の激しい商品
mune
モニターにもリスニングにもこれ1台
収穫なしでした。。。
買い手の足元を見る商売に、大いに疑問!!
すぐ,一部が点灯しなくなりました.
万人向けの良作アクションアドベンチャー
簡単に装着できました!
Rewarding !
効果があるかどうかわかりませんでした
よくなじみます
戻る