きわめてわかりやすい・高校数学との絶妙な連結・直感を交えた秀逸な叙述・数研編集部との合作
1 全体が非常にわかりやすい。
これは、
無駄なことを書いていないからで、
したがって薄い。
行間「すかすか」の組み方で、
カラー印刷。
本文339ページ。
それでごく初歩の線形微分方程式入門まである。
本書を、
たとえば、
松坂和夫の解析入門1,2と比較すれば明快さは一目瞭然。
松坂著は、
雑学だらけ。
寄り道がたくさんあって、
読者は迷宮入りしてグロッキー。
何を書いてあるのかわからない。
杉浦・解析入門もまったくおなじ。
杉浦著も何でもかんでも詰め込んでいるので、
微積の骨というかエトスがきわめてわかりにくい。
杉浦解析本は、
買っても誰も最後まで読まない典型なのは駒場ではチョー有名。
こんなんじゃあアキマセンワというわけで、
本書は、
好球必打。
ストライクだけを狙い必ずヒットさせる感覚がある。
もうひとつ比較の対象をあげると、
石井俊全「一冊でマスター大学の微分積分」。
石井著は、
証明ほとんどなし。
だが、
はっきりとしたメリハリがあり、
派手好みの実利(=単位取得すればOK)絶対優先。
要するに、
焦りまくっている大学生に売るための小道具まんさい。
対して、
加藤文元著は、
証明はかならずつけてあり、
実数論もしっかり書いてある。
ということは、
こちらは最低限のモラルは維持しているゾ、
単なる売るためのテキストではないゾ、
という意味であろう。


歴史的な視点も示されている。
たとえば、
241ページのコラム(「接線法と極値問題」)。
ここでは、
オイラーの三部作中の一冊「微分計算教程」からの引用があって、
デカルトの葉についての簡略でまことに要領のいい紹介がある。
デカルトの葉については、
高瀬正仁先生の「オイラーの難問に学ぶ微分方程式」で解説されているとおり、
近代微積分(および物理学)のひとつのアポリアであって、
微積を深く理解しようと思えば、
避けて通れない。
たったページ一枚だが、
深遠な近代数学史を瞥見させる工夫としては、
なかなかものものだとおもう。


数研講座シリーズ 大学教養 微分積分

その他の感想

アレンジしやすい
安物かと思ったら思いの外しっかりしていた
非常にチープ
お値段以上!大満足!
自転車で使ってますが
新米ママにオススメします
わたしは好きです!
蕎麦好きに応えられない
状態が良いです
保温だけでなく保冷にも★
スープはうまい。麺は好みじゃない。
心の状態を身体の変化に置き換えて伝えています
馴染みやすく、いい香り。使い易い。
キャッチーな曲が多い
Good job!!
長持ちするといいな
便利ですよ~!
LG 21:9の変態スペックには必需品 (MacMiniで使用)
物は良いでしょうが・・・
フープロのバイブル
清原さんらしいまとめ方
おまけ狙いでした
輝く星星の物語
ずっと持っておきたい本です。
この落ちびっくり
見た目は素敵ですが
完成された大人のボディ。
解説書に誤字はありえない
「進歩」が「速い」
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