ルートヴイッヒに寄り添う作品

ビスコンティの作品は若い頃、
家族の肖像とイノセントは見ましたが、
これは見たことがありませんでした。

これを見ようと思ったきっかけは7月に行ったドイツ旅行です。

初めて、
ノイシュバンシュタイン城を見て、
感激し、
ガイドさんからこの城を作ったルートヴイッヒ2世のことを詳しく聞き、
映画を見たくなりました。

4時間にも及ぶ大作で、
ルートヴイッヒの生涯を淡々と丁寧に描いてありました。
歴史上悪名高きこの人物を、
監督は愛情と敬意を持って描いているところが印象的でした。

ロミーシュナイダーの存在も素晴らしく、
思わずうっとりさせらせました。

一つ違和感があったのはセリフです。

全編イタリア語でしたが、
ヘルムトもロミーも吹き替えなのでは…。

以前「山猫」を見た時、
アランドロンとバートランカスターが上手にイタリアをしゃべるなと思ったら吹き替えでした。